信州・長野市でリンゴ農家を営む熊井さん。毎年8月以降はリンゴの収穫期を迎えるため忙しく、残念ながら秋の草花を楽しむ余裕はありません。そのため「春の庭を思い切り楽しむ」と割り切って、一季咲きのバラをメインに植栽しています。「構造物に絡めることで映えるツルバラがお気に入りです」。パーゴラ、アーチ、フェンスに至るまで、構造物は全てご主人のDIYによるもの。そこに比較的育てやすいツルバラを絡めました。冬はリンゴの収穫も終わり一段階する時期。ツルバラの誘引や剪定作業にも十分手をかけることができるため、熊井さんにとって扱いやすい植栽なのです。
取り入れるバラの花色は、淡いピンクやホワイトなどのロマンティックカラーが中心。色が散漫にならないようトーンを統一し、アクセントとなる濃い赤のバラをバランス良くあしらって、愛らしいシーンを生み出しています。「バラに欠かせない消毒は、リンゴの木の消毒と一緒のタイミングで主人が施してくれます」と熊井さん。ご夫婦で作り上げた庭は、今年で13年目。量感にあふれ、ダイナミックな表情を見せる庭へと変化を遂げました。
宿根草がメインとなるアプローチ脇の植栽は、お気に入りの紫色で統一。バラの色を控え目にすることで、庭の草花の配色を際立たせている
中~大輪のバラは白や淡いピンクを、小輪のバラはアクセントとなるよう濃いピンクを選択。開花期を揃えたバラが一斉に咲き誇るエントランスのアーチに思わず目を奪われる
熊井さんのお庭散策 (動画)
信州・長野市でリンゴ農家を営む熊井さん。毎年8月以降はリンゴの収穫期を迎えるため忙しく、残念ながら秋の草花を楽しむ余裕はありません。そのため「春の庭を思い切り楽しむ」と割り切って、一季咲きのバラをメインに植栽しています。「構造物に絡めることで映えるツルバラがお気に入りです」。パーゴラ、アーチ、フェンスに至るまで、構造物は全てご主人のDIYによるもの。そこに比較的育てやすいツルバラを絡めました。冬はリンゴの収穫も終わり一段階する時期。ツルバラの誘引や剪定作業にも十分手をかけることができるため、熊井さんにとって扱いやすい植栽なのです。